ブログを開設しました。これから歯学部生の日常や歯科に関わるお話を更新していきますので、お楽しみに!
今日は、歯学部生の日常ep.1です。4月から歯学部2年生になったしろちゃんがお送りします!
歯学部に入学する人は、歯科医師になるという目標があります。
歯医者さんになるのだから歯の勉強をするのでしょう?と思う方が多いかもしれません。
ですが実際は歯学以外にも学ぶべきことはたくさんあります。
1年次は、教養を身につけるとともに、歯学を学習する基礎づけを行い、人間力の形成がメインとなります。数学や英語、化学など一般科目が多く、高校生の延長線上のようなものです。もちろん、内容は大学範囲も含まれるので難易度は少し上がりますが…。
その中でも、今日は面白かった授業を紹介したいと思います。
7人くらいの少人数グループに分かれ、関心のある1つの課題についてプレゼンやディスカッションを行うゼミ形式の授業がありました。1つのグループに対して1人の先生がついていて、私たちの班の担当は小児歯科の先生でした。
ある日、来週の授業は白衣を着て大学病院の小児歯科に来るようにと指示されました。お昼ご飯を食べ終え、見学だと思って楽しみに行くと、そこには先生と他のドクターがユニット(患者さんが座るイス)の横で立って待っていました。左手には小学校でお世話になった赤い液体…そうです、ちょっと苦い液体……歯垢染め出し液!!皆頭の中で、聞いてませんよー!?と叫びましたが時すでに遅し…すぐ塗られてしまいました。
今回の授業はお互いに赤く染まった磨き残しの部分を磨きっこすることで、相手の歯を磨く練習や口の中の構造を学ぶという内容でした。私のとなりに座っていた友達に、磨き残しがどれくらいあったのか聞いてみると、その子は満面の笑みとともに全て真っ赤に染まった歯を見せてくれました。面白いのとホラーが混ざっていて今でも強く印象に残っています。今では昼食後もきちんと歯を磨いているそうです。
コロナの影響により、お家で過ごす時間が増えていますが、時間が増えた分、今までちゃちゃっと済ませていた歯磨きを丁寧に行ってみませんか?歯垢の中にいる細菌(ミュータンス菌)は虫歯になる原因です。歯磨きをきちんと行って歯科医院に足を運ぶ回数を減らし、Stay homeで今を乗り越えましょう!
次回、歯学部生の日常ep.2は、火星移住計画についてです。