皆さんこんにちは!しろちゃんです。
今回は火星移住計画についてです、と前回言いましたが、歯学部生と火星移住計画に何の関係があるの?と不思議に思った方もいるかもしれません。
結論を述べてしまうと、今日は、「私たちは将来火星移住をするのか!?」についてお話しするわけではありません。火星移住計画か、面白そうな内容だなと期待してくれていた方は、ごめんなさい。
ではなぜ火星移住計画についてなのか、
前回もお話しした少人数で行うゼミ形式の授業でのお話になります。その授業では、関心のある1つの課題(テーマ)についてプレゼンなどを行います。そこでテーマを自分たちで決めるのですが、先生から指示されることが「歯科医療に関すること」もしくは「歯科に関係しないこと」です。前者は、歯科医師になる者として歯科分野に興味を持ちなさいという意味があることを理解できます。後者は、歯科以外のことにも興味を持ちなさいという意図かと思ったら、「これから先嫌という程歯について勉強するから、1年次から必死に歯科に関してやる必要はない」とのことでした。(これを聞いた時、そんなに辛いことが未来に待っているのかと思い、少しゾッとしました。)
私たちの班は、テーマ決めの時に「歯科に関係しないこと」と指示された時は、まずグループ全体の大きなテーマを話し合って決めます。例えば、グループのテーマを『食べ物』としたら、それぞれのテーマは、日本食や韓国料理、イタリアンといったそれぞれ興味を持った国の食文化について調べるといったような内容です。
ある日、他の班の友達とお互いのテーマの話になりました。その子こそが、火星移住計画について調べていた本人です。(やっと出てきました火星移住計画!)その時、私は「世界のコーヒー」についてまとめていたので、なんて難しそうなテーマを!大変そうだな…と思っていました。その子のグループ全体のテーマは、『宇宙』かなと思って聞いてみたのですが、歯科以外のことなら何でもいいという指示だったらしく、グループでのテーマは決まっていなかったそうです。じゃあなぜ火星移住計画について調べようと思ったのか、気になって聞いてみると、決める時にひらめいたのが「多重人格」と「火星移住計画」の2つで、迷った結果、火星移住計画にしたと言っていました。急にひらめいた選択肢が多重人格もしくは火星移住計画という発想が、私にとっては衝撃的で思わず笑ってしまいました。ちなみに、火星移住計画は歴史的背景も複雑で、まとめあげるのにとても苦労していました。その姿を見るたびに、何で火星移住計画にしちゃったのとからかうと、悲しそうな顔で、自分でもすごく後悔していると言ってパソコンと向き合っていました。その子とは今では一番の仲良しです。
そして今、しろちゃんは2年生ですが、先生達がおっしゃっていた「歯について嫌という程勉強するから」という言葉の階段を登り始めています。現在は、オンライン授業で生理学や口腔解剖学などを勉強していますが、顎模型に「この歯が◯◯◯なのね」と話しかけながら学習を進めています(笑)いつか顎模型が「違うよ!それは隣の歯だよ!」なんてつっこんでくるのではと思いながら、必死に勉強しています。その時はここでまた、お話ししたいと思います。
次のしろちゃん日記ep.3は、「抜歯鉗子はペンギン!?」です。